ハンコを押して郵送する「紙の契約」から、オンライン完結の「電子契約」に移行する企業が増えています。コスト削減・スピードアップ・リモートワーク対応の一石三鳥ですが、サービスが多くて選び方に迷う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、弁護士監修のテンプレと使いやすさを重視するなら「クラウドサイン」、GMOグループのセキュリティ基盤を求めるなら「GMO電子印鑑Agree」、freee導入済みなら「freeeサイン」、グローバル取引が多いなら「DocuSign」がそれぞれ選択肢に挙がります。 この記事では4つを料金・機能・連携の観点で比較し、自社に合う1つの選び方を解説します。
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まずは結論:4サービスの比較表
| サービス | 総合評価 | 料金 | 特徴 | 公式 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 クラウドサイン | ★★★★☆ 4.3 | 無料プラン(月5件)/ ビジネスプランは月額数千円〜(要公式確認) | 弁護士ドットコムが運営する電子契約サービス。契約書テンプレが充実 | 公式 → |
| 2位 GMO電子印鑑Agree | ★★★★☆ 4.1 | 無料プラン(月5件)/ 有料プランは月額数千円〜(要公式確認) | GMOグループのセキュリティ基盤を活かした電子契約・電子印鑑サービス | 公式 → |
| 3位 freeeサイン | ★★★★☆ 4.0 | プランにより異なる(要公式確認)/ freeeの各プランと組み合わせ可 | freee会計・freee人事労務と連携したバックオフィス一体型の電子契約 | 公式 → |
| 4位 DocuSign | ★★★★☆ 3.9 | 個人プラン 月額約2,000円〜(要公式確認)/ チームプランは要見積もり | グローバルスタンダードの電子署名サービス。海外企業との契約に強い | 公式 → |
※料金は変動します。最新情報は必ず各公式サイトでご確認ください。
電子契約サービスを選ぶ3つのポイント
1. 取引先の使いやすさ(相手方の操作負担)
電子契約は自社だけでなく、取引先がスムーズに署名できるかが最重要です。相手側がアカウント登録なしで署名できるサービスを選ぶと、導入初期の摩擦を最小化できます。
2. 既存ツールとの連携
会計ソフトや人事システムと連携できると、契約→請求→会計の流れを一元化できます。すでにfreeeを使っているならfreeeサインとの親和性が高く、GMOのサービス群を使っているならGMO電子印鑑Agreeが統合しやすいことがあります。
3. 料金プランと送信件数
月の送信件数が5件以下なら、多くのサービスの無料プランで賄えます。それ以上になる場合は有料プランの月額費用と、印紙税・郵送コストの削減効果を比較して費用対効果を判断しましょう。
目的別おすすめ
テンプレ・使いやすさを重視するなら:クラウドサイン
クラウドサイン
★★★★☆4.3弁護士ドットコムが運営する電子契約サービス。契約書テンプレが充実
料金: 無料プラン(月5件)/ ビジネスプランは月額数千円〜(要公式確認)
メリット
- 弁護士ドットコム運営で契約書テンプレが豊富
- 無料プランで月5件まで送信可能
- 取引先への送信は相手方のアカウント不要
- タイムスタンプによる法的有効性が担保されている
注意点
- 無料プランは月5件の送信制限あり
- 高機能プランはコストが上がる
- カスタマイズ性は上位プランでないと限定的
弁護士ドットコムが運営しており、秘密保持契約(NDA)や業務委託契約など、実務でよく使う契約書テンプレが充実しています。送信相手のアカウント不要で署名してもらえるため、取引先への説明コストが低いのが特徴です。まず試すなら無料プランで送信件数の感触を確かめてから、有料プランを検討すると安心です。
セキュリティを重視するなら:GMO電子印鑑Agree
GMO電子印鑑Agree
★★★★☆4.1GMOグループのセキュリティ基盤を活かした電子契約・電子印鑑サービス
料金: 無料プラン(月5件)/ 有料プランは月額数千円〜(要公式確認)
メリット
- GMOグループのセキュリティ基盤で安心感が高い
- 電子印鑑と電子サインの両方に対応
- 無料プランあり、小規模事業者でも試しやすい
- GMO系サービスとの連携がスムーズ
注意点
- GMO以外のサービスとの連携は要確認
- UIがやや複雑に感じる場合がある
- サポート対応はプランによって異なる
GMOグループのセキュリティ基盤を活用した電子契約サービスです。電子印鑑と電子サインの両方に対応しており、日本の商慣習に合わせた形式で利用できます。GMO系のサービスを複数使っている企業に親和性が高い選択肢です。
freeeユーザーなら:freeeサイン
freeeサイン
★★★★☆4.0freee会計・freee人事労務と連携したバックオフィス一体型の電子契約
料金: プランにより異なる(要公式確認)/ freeeの各プランと組み合わせ可
メリット
- freee会計・freee人事労務との連携でバックオフィスを一元管理
- 契約書の作成から締結まで一貫して対応
- freeeユーザーはそのまま移行しやすい
注意点
- freeeを使っていない場合はメリットが薄れる
- 料金体系は要確認(freeeのプランとセット販売が多い)
- 単体サービスとしての機能は他サービスと比較要
freee会計やfreee人事労務をすでに利用している場合、バックオフィスを1つのプラットフォームに集約できるのが強みです。契約書の締結から請求・会計まで一貫して管理したい場合に適しています。freeeの料金プランと組み合わせた費用感は公式サイトでご確認ください。
海外取引が多い企業なら:DocuSign
DocuSign
★★★★☆3.9グローバルスタンダードの電子署名サービス。海外企業との契約に強い
料金: 個人プラン 月額約2,000円〜(要公式確認)/ チームプランは要見積もり
メリット
- 世界的に普及しており海外取引先への送信実績が豊富
- 高度なセキュリティ認証に対応
- APIを使った業務システムとの統合が可能
注意点
- 日本語インターフェースが一部英語混在
- 国内サービスと比べるとコストがやや高め
- 日本の電子帳簿保存法への対応は要確認
世界で広く使われている電子署名サービスで、海外の取引先との契約に強みがあります。高度なセキュリティ認証やAPI連携にも対応しており、業務システムへの組み込みを想定している企業にも選択肢になります。国内の電子帳簿保存法への対応状況は、公式サイトまたはサポートへ個別に確認することをおすすめします。
電子契約の法的有効性と注意点
日本では「電子署名法(電子署名及び認証業務に関する法律)」が整備されており、一定の要件を満たした電子署名は法的に有効とされています。ただし、不動産取引の一部など、書面・押印が法律で求められるケースも残っています。自社の契約内容によっては電子化できない書類があるため、導入前に対象契約の確認を忘れずに行ってください。
また、電子帳簿保存法の改正により、電子で受け取った書類は電子のまま保存する義務が生じています(要件あり)。電子契約サービスを導入する際は、保存要件を満たしているかも合わせて確認しましょう。
まとめ:まず無料プランで件数感を掴む
電子契約サービスは、月の送信件数・既存ツールとの連携・取引先の操作性の3軸で選ぶのがポイントです。
- テンプレ・使いやすさ重視 → クラウドサイン
- GMOのセキュリティ基盤 → GMO電子印鑑Agree
- freeeと一体運用 → freeeサイン
- グローバル対応 → DocuSign
どのサービスも無料プランや試用期間がある場合が多いので、まず実際に使ってみて取引先との相性を確かめるのがおすすめです。
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